佐世保日豪協会は、1983年の設立以来、会員の皆様のご支援と、在日オーストラリア大使館及び関係者各位のご協力により、交換留学や様々な文化交流活動を通じて日豪両国の友好と相互理解の促進に取り組んでいます。

 佐世保とオーストラリアのご縁は、1953年の 聖和女子学院の創立にさかのぼります。1948年、戦後の荒廃した長崎にオーストラリアから “善きサマリア人修道会”の6名のシスターが来られたのが始まりです。その後、 佐世保にて唯一のカトリック系高等学校 『聖和女子学院』 を設立し、女子教育の推進に尽力されました。

 シスター方の母国がオーストラリアであったため、学院とオーストラリアの交流が始まりました。学生や保護者を通じて互いの友好が深まるにつれ、学院外にもその輪が広がって行きました。そして日・豪間の市民レベルでの親善交流が盛んになる中で、協会設立へ気運が高まり、日豪両国の相互理解を深めるとともに、観光・教育文化・経済分野の交流を促進し両国の友好親善に寄与することを目的として、1983年10月1日、佐世保日豪協会が設立されました。

 当協会は発足以来、青少年使節団の派遣や受入れおよび交換留学制度への支援、また姉妹都市でもあるコフスハーバー市の豪日協会とも親交を深めて親善訪問を重ねるなど、日豪友好発展への貢献に努めてまいりました。また、地域にオーストラリアの文化を積極的にアピールし、佐世保市民の皆様が国際交流を身近に感じられる事業を行っております。